公爵令嬢の文通 ※但し相手は一方的に婚約破棄しやがった王子とする

著者:亜逸

クライン公爵家の令嬢ライラは、ウリザーグ王国の第一王子ハリソンに一方的に婚約破棄を言い渡された。
さらに、領民を虐げたなどというあらぬ罪でクライン家の領地を接収された挙句、ライラは家族ともども国外追放されるという重罰を受けることとなった。

幸いなことに財産までは接収されなかったため、隣国で慎ましやかながらも不自由のない生活を送ることができたものの、ライラの父であるクライン家当主は勿論、ライラ自身も、ハリソンを含めたウリザーグ王族に対して腸が煮えくり返っていた。
煮えくり返っていたから、ついハリソンに恨み辛みを綴った手紙を送ってしまった。

※全7話。短編。

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