婚約破棄と、その後の私

著者:碧凪空

バスケス侯爵令嬢、貴様との婚約を破棄する!!」傍に男爵令嬢を侍らせた第一王子が、高らかに婚約者であるわたくしを指差して宣言します。喧騒に包まれていたプロムナードの会場が、ぴたりと静まり帰りました。「これまで学院という場で権力を笠に来て、度々彼女……このカベーロ男爵令嬢に危害を加えていたようだが、それも今日まで。今ここで、貴様の悪行の全てを白日の元に晒してやろう!」——それでどうして、あの方はそんなにも自慢げなのでしょうか。【「婚約破棄と、胃痛の俺」のB面+ボーナストラックとなる侯爵令嬢視点です】

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー