本物の聖女が現れたのでニセモノのお前はいらないと辺境に追放されました

 聖女が世界からいなくなり、それにともなって回復魔法も消えてしまった。
 人々の安寧のために回復魔法は必要であると考えた、ときの国王は魔法使いに研究と再現を命じた。
 そして四百年、ある魔法使いの一族から、代々「聖女」が輩出されている。
 回復魔法っぽいものが使えるだけのニセモノの聖女だ。
 多くの民草には真実は知らされず、彼女たちを本物として崇めてきた。
 しかし、ついに本物の聖女が現れる。
「王都に聖女が二人いてはおかしいから、ニセモノのお前は追放」
「えぇぇぇぇ……」

 これは、辺境に追放されてしまったニセモノの聖女ユイナールが、たくましくスローライフを送る物語である。
 ざまあ? ゆーて私らの一族も、国民騙してきた共犯だしなぁ。

※完結しました。

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