【完結】マグノリアの花の咲く頃に 第一部

著者:海堂 岬

ライティーザ王国の王太子宮に、ある日突然、孤児の少女がやってきた。

 国境近くの町、イサカでは疫病が流行り始めていた。
 奇妙なことだが、孤児は疫病に関しての知識を持っていた。王太子アレキサンダーは、少女の知識を利用すると決めた。
 アレキサンダーに、少女の世話を命じられた、正確に言えば、逃げ出さないように見張り、監視するように命じられたのは、王太子の乳兄弟であり近習筆頭でもあるロバートだった。

 ロバートは、子供好きで 面倒見も良い。アレキサンダーも、それをよく知るから、ロバートに、少女の世話と監視を命じた。決して、物心付く前から一緒にいて、頼りになるロバートに、破天荒な孤児の世話という面倒事を、押し付けたわけではない。
 
 この時、アレキサンダーは、自分の決断が、後々大きな変化をもたらすことなど、予想していなかった。

第一章 疫病:国境近くの町に疫病が流行り始めたころ、一人の孤児が王太子宮に押しかけ、物語が始まる。 
第二章 居場所:孤児のローズにとって慣れない王太子宮での生活が始まる。苦労も味わいながら、少しずつ王太子宮に居場所を得ていく。
第三章 約束:孤児のローズはライティーザ王国王太子アレキサンダーに後見され、王太子宮で暮らすことにも少しずつ慣れた。周囲の人々の過去や思惑の中、ローズの将来も徐々に形になっていく。

本編完結しました。
第二部 https://ncode.syosetu.com/n5142gx/
第三部https://ncode.syosetu.com/n2035gy/
第四部https://ncode.syosetu.com/n2114hd/ 

現在、幕間を少しずつ投稿しております。

フィクションです。実在の国、事件とは一切関係がありません。中世の欧州を基盤とした架空の世界です。身分制度があります。宗教もあります。物語の設定上のものであり、筆者個人の思想との関連性はありません。

 各章の幕間はシリーズで投稿しています。幕間も楽しみいただけましたら幸いです。

(2022年4月1日より、他サイト(カクヨム)に、投稿開始しております)

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