君を愛することはない、なんて、言われてません

著者:みのみさ

※注意事項 『なぜ、先に婚約破棄したと言われても・・・https://ncode.syosetu.com/n0388hu/』の続編になりますが、雰囲気は前作とは異なります。父娘の和解話なので、前作を未読でもお読みいただけます。

デリックは娘のアイリスの花嫁姿に感涙していた。妹のやらかしによる贖罪の婚姻だったが、彼なりに娘を愛していた。だが、それを表にはださないため、娘には誤解されているのだ。
そんなデリックをなだめるウェイ・リーは今では唯一の友だった。
その晩、花嫁の父のグチに付きあってやるというウェイと酒盛り中に、娘のアイリスが呼んでいると言われた。ウェイがハッとして「アレじゃね?」と言ってくる。恋愛小説の鉄板ネタと言われたデリックはカッと目を見開いた。
「まさか、あの若造がアイリスに『君を愛することはない』などと、戯言をぬかしたのではあるまいな!」
娘を密かに溺愛して暴走するデリックにアイリスは母の想いを知らせるのだった。

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