【完結】昨日まで名前も呼んでくれなかった公爵様が、急に「愛してる」と言って溺愛してくるのですが、一体何があったのでしょう?

著者:三月叶姫

「マリエーヌ! マリエーヌ! どこにいるんだ!?」

三日前から原因不明の高熱で寝込んでいたアレクシア公爵。
彼は公爵家の屋敷内に響き渡る程の声を上げ、必死になって妻のマリエーヌを探している。
そんな夫の姿に、マリエーヌはただ戸惑うばかり。

なんでそんなに必死になって私を探しているの?
昨日まで、公爵様に名前を呼ばれた事なんて一度も無かったのに――。

親の借金を肩代わりしてもらう事を条件として、公爵家に嫁いだマリエーヌは夫に無視され、使用人達からも冷遇されてきた。
それなのに、この日を境に夫からとめどなく溺愛される日々が始まった。

「マリエーヌ。愛してるよ」

周囲が呆れる程に、愛を囁き続けるアレクシア公爵。

そんな彼の言動の裏には、かつて妻を愛さなかった自分への激しい後悔が込められていた。

愛を求めていた妻、愛を知らなかった夫。

二人の再起の物語。

※設定は緩めですm(__)m

※短編で公開したお話の長編版となっています(一部設定を変更している点もありますm(__)m)

※短編も公開中ですが、ネタバレを大きく含みますので、そちらを読む際にはご了承下さい。

※第一章がヒロインパート(コメディ要素が多めです)第二章がヒーロー回想(雰囲気が変わってシリアスとなります)二章までが短編で公開した内容の拡張版となります。
特にヒーロー回想シーンは辛い描写も含まれますが、救いもあります。
第三章から短編後のお話になります。二人が本当の意味で結ばれるハッピーエンドまで見守って頂けると嬉しいです。

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