十年間片思いしていた幼馴染に告白したら「アンタを男として見たことなんか一度も無いから無理!!」と振られた俺が、昔イジメから助けた美少女にアプローチを受けてる。

中学三年の終わり、俺。桜井霧都(さくらいきりと)は十年間片思いしていた幼馴染。南野凛音(みなみのりんね)に告白した。
十分以上に勝算がある。と思っていたが、

「アンタを男として見たことなんか一度も無いから無理!!」

と完膚なきまでに振られた俺。

失意のまま、十年目にして初めて一人で登校すると、小学生の頃にいじめから助けた女の子。北島永久(きたじまとわ)が目の前に居た。

彼女は俺を見て涙を流しながら、今までずっと俺のことを想い続けていたと言ってきた。

そして、

「北島永久は桜井霧都くんを心から愛しています。私をあなたの彼女にしてください」

と、告白をされ、抱きしめられる。

突然の出来事に困惑する俺。
そんな俺を追撃するように、

「な、な、な、な……何してんのよアンタ……」
「………………凛音、なんでここに」

その現場を見ていたのは、朝が苦手なはずの、置いてきた幼なじみだった。

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