愛が重すぎる完璧公爵は、誰にも愛されず声を失った誇り高き令嬢を、ただひたすらに愛したい。

著者:細波

 幼い頃の継母からの虐待が原因で、声を失った伯爵令嬢、レイリア。孤独と絶望の中でも、強く、美しく、誇り高く生きようとしていた彼女が、偶然出会い惹かれあったのは、次期公爵であるアイルだった。

 騒ぐ継母を跳ね除けて、屋敷に保護され、恋人になり、甘やかされ、溺愛されて愛を知ったレイリア。だが同時に、声を失った自分に公爵夫人は務まらないとも確信していた。声を取り戻すため、虐待された恐怖の記憶と戦うレイリアだったが。

「……君を俺の屋敷になんて、連れてこなければ良かった」

 静かに離れていく心を悟り、迷惑なのだろうと別れを告げたところ、優しかったアイルが豹変して……?

「他の男のものになるくらいなら、無理矢理だって、君を俺のものにするから」

 愛する人に幸せになって欲しい誇り高き令嬢と、彼女を決して手放せない愛が重すぎる次期公爵の、もがくような切ない恋の物語。

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 毎日更新。15万字程度での完結を予定しています。

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