「アルマ、もうお前は我が公爵家には必要ない」
アルマはアルバート公爵家の次男として生まれ、これまで育てられてきた。
この家は代々【剣聖】を輩出している名誉ある家系。
しかしながら、アルマが目覚めたスキルは【精霊使い】であった。
「貴様の兄、ポールは【剣聖】に目覚めたというのに、何の価値もない【精霊使い】とはな」
目的であったスキルを手に入れた兄とは違い、父親からは外れスキルだと罵られた。挙句の果てにはアルマが操る精霊が悪さをして大事な食器を割ったと言う嘘まで吐かれた。
何の能力もないと思われていた【精霊使い】。しかし、アルマが持つスキルは精霊と友人になり、彼らたちの『加護』を扱うことができるものであった。精霊とは神々の子供のようなもの。それを自由自在に使役することができるアルマはいわば、神に等しい存在であった。
それを知らないアルマは無自覚に無双し、圧倒的な力で成り上がっていく。
これは精霊と言う名の【友人】の力を借りて無双し、やがて英雄へとなる物語。
(ちなみにアルマを追放した公爵家は国王様に見限られ、どんどん落ちぶれていくようです)
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