『呪具耐性』のスキルを授かった主人公、ウル・べリントン。呪いのスキルなど忌まわしいとの理由から名家べリントン家より追放される。
「この由緒正しきべリントン家からそのような忌まわしい能力を授かるものがでるとは!」
「でも父さん、この能力は呪いを解く力があるそうです、それはとても……」
「ふさわしくない!」
それが尊敬していた父とかわした最後の言葉だった。
それから十数年。
りっぱにヒゲづらのおっさんになったウルはいつしか呪いを解く”解呪師《ディスぺラー》”と呼ばれるようになる。
女っ気もなくもんもんとしながら山奥で引きこもっていた。
時々訪れる呪われた物や人を救って平穏に暮らしていたがある姫の呪いを解いたことがきっかけに国からの召集令状が届くはめに!?
呪いに秘められた真の力。
それは呪いを自分の力に転換できる”放呪師《リリーサー》”としての能力だったのだ。
呪いをため込んだおっさんが、いろんな呪いの解放に奔走するドタバタ冒険譚。※さくっと読めるように一話ごとの文字数はすくなめです※
レビュー