【完結】売れ残り聖女の白かったはずの結婚〜「愛されるはずがない」と妹に馬鹿にされていたお飾り妃、年下王太子に「君だけに全てを捧げたい」と溺愛されて幸せを掴む〜

アンナ・リシュリルは、妾(めかけ)の子だからという理由で幼い頃から迫害されて生きてきた。

そのせい、28歳になっても未婚。

貴族は20歳前後で結婚するのが当たり前であるなか、『行き遅れ』『売れ残り』などと妹たちから罵られる。

働き先もなく、妹の嫁いだ屋敷で使用人として馬車馬のように働かされていた。

しかし、そんなある日。
神に選ばれたアンナは、数百年に一度しか現れない奇跡の存在・聖女と判定された。

しかも、『聖女は王子と結婚すること』と国の規定に定められており、アンナは王子の元へ嫁ぐこととなるーーーー。

「どうせ愛のない結婚よ! あたしですら落とせなかった王子が、あんたみたいな穢れた血の売れ残り令嬢に興味あるわけないでしょ」

過去に王子へ好意を寄せていた妹にはこう馬鹿にされ、自分でも愛などありえない白い結婚だと思っていたが…………

あれ、王子の様子がどうもおかしい?

なんで私と目を合わせるだけで頬を真っ赤にしてるの?

え、昔から妹じゃなくて、私のことを見てた? 

辛い境遇で育つも、メンタル強めかつ実は美人(自覚なし)な行き遅れ令嬢がついに幸せな春を迎えるお話。

※短編版の続きです。

ざまぁも間接的なものではなく最終的には直接的なものになります。
溺愛も強化版!

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