【連載版】聖女様が、影武者に殺されてしまいまして。 〜誰にも愛されず立場を乗っ取られた聖女は、転生して元家族に復讐を決意する〜

著者:鷹目堂

伯爵令嬢シャミア・メリーブローズには、『シンシア』という名の令嬢だった前世の記憶がある。

シンシアの人生は悲惨そのものだった。

10歳の時に聖女の力を発現させ、平民から公爵令嬢に転身したかと思えば、新たな家族からは愛されず疎外感を感じる毎日。

そんな時現れた婚約者のおかげでささやかな幸せを取り戻したものの、それさえも一時的なものだった。

「――君の、『身代わり』を。君の代わりだとわかっていても好きになってしまった。彼女と結婚したいんだ」

聖女であるシンシアに用意された『身代わり』の娘に、段々と心を奪われていく婚約者と家族たち。

やがて存在を邪魔だと感じた家族と『身代わり』に殺され、シンシアは18歳で亡くなり――そして気付けば伯爵家の令嬢に転生していたのである。

新たな人生を歩む中で、自分を殺した元家族が幸せに暮らしていることや、『聖女シンシア』が世間一般ではまだ生きていることを知ったシャミア。

彼女は気に入られようと努力してきた良い子の皮を捨て復讐を決意するが、あっさりとした性格になったシャミアは、自然と人を惹きつけてしまうようで――。

▼短編版に婚約者や家族とのエピソード、また転生後のお話を追加した連載版です
▼1話からストーリーや登場人物が変わっていますので、短編既読の方でもよろしければ1話からご覧ください

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