剣技も魔法も中途半端だからと勘当された少年、大精霊に見初められ最強のオールラウンダーとなる。~今さら帰ってこいと言われても、冒険者稼業が楽しいのでお断りします!~

著者:あざね

 なにをやっても中途半端な伯爵家嫡男、ヘリオス・アークライト。
 彼はあまりに何の才能もないことに愛想を尽かされ、勘当処分を受けることになった。そして追い出されるようにして街に出た彼は、支度金として渡された銀貨も使い果たし、途方に暮れる。
 すると、そんな時だ。

『一つだけ願いを叶えてあげようか!?』

 聞こえたのは、嘘のようなそんな声。
 ヘリオスは上の空なまま、答えるのだ。

「中途半端な自分は嫌だ。とにかく、強くなりたい」――と。

 その瞬間に、少年の運命は大きく動き出す。
 何故なら、その声の主の正体は妖精や精霊の頂点に君臨する【大精霊】だったのだから。いつの間にやら彼女――ミクリアに見初められていた彼は、驚異のオールラウンダーとして覚醒する。
 そして、その力を活かして最強の冒険者として成り上がるのだった。

 ……え、今さら帰ってこい?
 ごめんなさい! 思ったより冒険者稼業が楽しいんです!!

 これは誰にも認められなかった少年が、夢を叶える物語。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー