人の恨みからなる「呪い」を肩代わりする能力を持つタリスマン男爵家の令嬢アルミアは、その能力を見込まれ、伯爵家の嫡男と婚約させられる。
だがその婚約相手、ガルド・ダウナードは女関係にだらしないクズだった。
恨みを相当溜め込むガルドの代わりに呪いを受けたアルミアは、全身アザだらけのボロボロな身になってしまう。
そんなアルミアをうっとおしがったガルドは、リスクなしに呪いを消せる「聖女」エルフィナを新たな婚約者にすると告げ、婚約破棄を訴えてくる。
家を追い出され、ついに倒れたアルミアは、ふと過去に呪いを一緒に学んだ一人の少年のことを思い出し……
レビュー