すべてを奪われた元聖女は、真実の愛を経て氷の騎士に溺愛される。

著者:藍白

悪役令嬢だと言われている聖女セシリア・コールドは、アレックス・グリーンフィール第一王子に婚約破棄される。
そんなアレックスのそばには、義妹のソニアがいて、彼女が新たな聖女だと言われてしまう。力が失せたセシリアは、元聖女の烙印を押されてしまった。
セシリアは婚約破棄を受け入れ、聖女の任も辞することを承諾する。同時に、彼女は、すべてを失ってしまった。
屋敷に戻ったセシリアに、ユージンと名乗る騎士が会いに来る。彼に求婚されるが、何故好意を寄せられるのかわからず、困惑してしまう。

街に出たとき、気付けば騎士団の駐屯地前にいた。そのとき、慌てた様子のユージンに出会う。騎士団の診療所から、また薬師が辞めたのだという。
役に立てれば、とセシリアは名乗り出る。その足で彼女は、ユージンと彼の実家に向かうことになった。しかし、力を使ったセシリアは倒れてしまう。

翌日、診療所を手伝うことになる。診療所での日々は、今までになく輝いているように感じられた。
ユージンに温かく支えられる日々に、失ったと思っていた力を取り戻していく。
もっと彼のことが知りたい。
セシリアは、彼と交流する機会が増えていく。
一方、セシリアに婚約破棄したアレックス王子と新聖女ソニアは、セシリアとユージンに絡んでくる。

氷の騎士と呼ばれている、愛に一途な副騎士団長×愛されることに臆病になってるが、溺愛される日々の中で自分を取り戻していく元聖女

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