転生幼女は前世で助けた精霊たちに懐かれる

 大公家の次女として生まれたルリアには前世の記憶があった。

 前世でルリアは、王女であり精霊に愛されし聖女でありながら、父母を暗殺され、王位を簒奪した叔父たちに虐げられて死んだのだ。
 しかも、なぜか前世の自分は人類を滅ぼしかけた厄災の悪女として恐れられているらしい。

「ふぎゃぁ(ぜんせがばれたらころされる!)」

 ルリアは前世を隠し、地味に目立たぬよう生きることにする。

「ふぬー(いなかで、もふもふたちとくらそう」  

 人間達からいじめ抜かれた前世。
 だが、精霊と動物たちはとても優しかったのだ。

 そんなルリアの元には、精霊たちや精霊を守護するモフモフな守護獣たちが集まってくる。

 精霊を助け精霊王の手によって転生したルリアは、本人も気付かぬうちに、人でありながら、精霊でもある存在になっていたのだ!

 これは半分精霊、半分人間の、完全無欠真の聖女幼女が、目立たないようにしつつ、もふもふと暮らすことを目指す物語。

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