男爵令嬢であるセシリーはある日、王太子の提案(実質命令)により隣国のミュレル公爵のもとに嫁ぐことになった。
ミュレル公爵の正体は、子どもの頃に一緒に過ごしたジョシュアだった。久々の再会だがジョシュアはセシリーに対して冷たく、素っ気ない言葉を吐いてくる。
だがセシリーにはそんな夫の胸元に、『ツンデレ意訳』という言葉が見え……?
「……ふん。おまえは昔から本当に、気ばかりが強くて可愛げのない女だ」
『ツンデレ意訳:おまえは昔から元気いっぱいなのが愛らしかったから、おまえが笑っていてくれるだけで俺は十分だ』
……やだ。私の夫、もしかしてすごく可愛いのかも……?
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