感情の無い聖女様は、公爵への生贄にされてしまいました

「――私など、ただの〝祈り人形〟でございます。人形に感情はありませぬ……」

悪逆非道の公爵の元へと生贄として捧げられてしまった聖女は、格子の付いた窓を見上げてそう呟く。

公爵は嗜虐に満ちた笑みを浮かべ言い放つ。

「これからは、三食きちんと食べてもらおう。こうして俺のモノとなったからには、今までのような生活を送れるとは思わぬことだな」

――これは、不幸な境遇で心を閉ざしてしまった少女と、その笑顔を取り戻そうとする男の物語。

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