王子の婚約者だけど冤罪をかけられました。彼らを嘘つきにしないように冤罪内容を全部ほんとにしてあげようと思います!

「ここに書いてあるのがお前の罪だ!」
国からの依頼で一か月の出張から帰ってきたステラは、学園に帰って来るとポンコツ王子に難癖をつけられた。その腕には最近お気に入りらしい少女、リリアがべったりとくっついている。
リリアの企みで嵌められたステラ。だが、リリアはとんでもない勘違いをしていた。
「ねぇ、断罪される私を哀れんで一週間時間をくれない?」
勘違いを重ねているリリアと、ポンコツな王子があまりにも可哀想だから、せめて嘘つきにはならないように冤罪の内容を全て本当にしてあげようと思う。
もしその内容が全部本当だったら、あなた達そんな平然とした顔してられないからね?

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