僕の初恋のために死んでくれと婚約者に言われた公爵令嬢、家を捨てました

クリーヴズ公爵家の跡取り娘イヴェットは義妹と婚約者の言葉に唖然とした。
二人の愛のために死んでほしいと願われ、死ぬまで魔力を吸い続ける魔道具をつけられてしまった。婚約者とは良好な関係を築いていたと思っていただけに、ショックを受ける。

聖女の素質を持ち、前クリーヴズ公爵である母が亡くなるまで聖国の中央教会で暮らしていたイヴェットは思入れのない公爵家を捨てることを決意。
聖女候補時代からずっと一緒にいる侍女カイラと共に国を出ることに。王都から辺境に平民のふりをして移動する。
ところが辺境の街の手前、魔の森で魔犬の大群に遭遇。馬車の護衛だけでは対応しきれず、追い詰められた所に辺境の騎士団が助けに来てくれた。隊長と呼ばれた騎士を見て、つい彼の名を呼んでしまった。

彼は三年前までイヴェットの護衛だった。

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