僕とケット・シーの魔法学校物語

著者:らる鳥

 四つ足で駆けたり、二本足で歩いたり、人の言葉も話す猫の妖精、ケット・シーの村に拾われて育った人の子、キリクは、ある日、ウィルダージェスト魔法学校からのスカウトを受ける。
 魔法に憧れる気持ちはもちろんある。
 だけど、どうして猫……、もといケット・シーに囲まれた理想の生活を捨てられようか。
 自分を送り出そうとしていたケット・シー達に対して盛大にごねたキリクは、幼馴染にして乳兄弟でもある、シャムの同行を条件に、ウィルダージェスト魔法学校に行く事を了承した。
 これは、とある秘密を抱えた少年、キリクと、彼の幼馴染であるケット・シー、シャムが、ウィルダージェスト魔法学校で新たな生活を送る物語。

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