はい、闇(もぐり)の錬金術師ですよ~ブラックギルドを追放されたので田舎町でこっそりお店を開きます。戻って助けてくれ? では5000万いただきますね~

著者:ラチム

 大手ギルドで三年勤めている少女アルチェは、大量の仕事を押し付けられてこき使われていた。
 ギルドに三年以上、勤めてギルド長に認められたら錬金術師の免許習得試験を受けられる資格を得られる。
 ところがアルチェは先輩のミスの濡れ衣を着せられて解雇されてしまう。
 王都では大手ギルドを追い出された噂が立ったせいで、どの錬金術師ギルドにも雇ってもらえなくなってしまった。
 王都を旅立って流れ着いたのは辺境の町。アルチェは一人の少女剣士と出会う。事故で視力をほぼ失った彼女にアルチェは一つの魔道具を差し出した。
 「明るくなった! 見える!」
 アルチェは彼女を助けたことで自信を取り戻して吹っ切れた。免許がなくても錬金術師をやればいい。
 もぐりの錬金術師として、アルチェはこっそり店を開く。
 ただし、このお店は相場よりもかなり高いです。例えば――
 「その依頼でしたら400万ほどいただきます」
 「はぁ!?」
 組織のしがらみなんかなくても、腕一つでやっていけます。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー