僕とイヴの六日間

著者:守野伊音

喘息の療養にと叔母に勧められて向かった先で、六歳のレオポルドは、姉のように慕うメイドのイヴと二人きりで屋敷にいた。後から来るはずの仕事で忙しい両親を待ちながら、雨の降り止まない屋敷で過ごすことになったイヴは、レオポルドに約束するよう言った。

一つ。カーテンは決して開けてはならないこと。
一つ。来客は全てイヴに知らせて、出迎えてはならないこと。
一つ。外に出てはならないこと。
一つ。食べ物は、全てイヴが用意したものを食べること。

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