勇者の兄、パーティ追放された幼なじみの付与術師を嫁にする〜実は世界最高の付与だったと、弟が気づいて謝りに来たけどもう遅い。嫁のサポートで勇者並みのスペックを手に入れた俺と田舎で2人暮らしてる

著者:茨木野

田舎で猟師として働く青年、アリオス。

彼の弟は勇者の職業を発現し、幼なじみで付与術師の少女とともに、村を旅立っていった。

ところがある日、幼なじみの少女セレナーデだけが、アリオスの村へ帰ってくる。

「お前の付与はもう要らないと、勇者のパーティから追放されました」

セレナーデは弟をずっと支えてきたのだが、新しくパーティに加わった聖女と弟が付き合うのをきっかけに、追い出されたそうだ。

「行くあてもないなら、うちにお泊まり」

こうしてセレナーデとの同居生活が始まる。

奴隷のようにこき使われてきたセレナーデは、アリオスから少し優しくされただけで涙が出るほど喜ぶ。

彼女の付与のおかげで生活は向上、さらにアリオスの秘めたる力が覚醒。
なんとアリオスにも勇者の力が目覚めるのだが…

「セレナーデの付与のおかげ、俺強くなれたよ、ありがとう!」

セレナーデはどんどんとアリオスに惹かれていき、ついには結婚することになる。

一方、セレナーデの付与のおかげで強かった弟は、見事なまでに弱体化。
さらに聖女が他の男と浮気してたことが判明。

泣いて謝りに来たけど、もう遅い。
セレナーデはアリオスの嫁になっており、弟のことなんて綺麗さっぱり忘れ、2人で幸せに田舎で暮らしてるのだった。

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