「お前には才能がない」と告げられて追放された少女、"怪物"と評される才能の持ち主だった

著者:ラチム

冒険者志望の少女はひょんな事から英雄パーティに加わり、弟子入りする。しかし弟子とは名ばかりで暴力や暴言の捌け口にされるだけの毎日。ついには才能がないと告げられて、追放を言い渡されてしまった。しかし英雄は少女に魔の森で一週間、生き残れたら追放はなしにすると言う。騙されたとも知らずに、武器も持たされないまま魔の森に置き去りにされた少女。英雄は知らなかった。少女は英雄の戦いをひたすら見ていた。誰も知らなかった。天才という言葉すら生ぬるい少女の素質は、異能の域に達している事を。冒険者となった少女は、歴戦の猛者達を次々と追い抜いていく。これはフィジカル最強少女の快速成長譚である。
怪物ならば師はいらない――誰かが、そう言った。

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