【短編】獣人が愛する運命の匂いは死の香りを招いた

著者:砂礫レキ

獣人の大国アニモー。この国の住人は匂いで「運命の番」となる伴侶を決める習性があった。
獅子の獣人レオ王太子は外遊先のミント国の第一王女ベルガモットに「運命の匂い」を嗅ぎつける。
誘拐同然に彼女を攫い自国に戻るとそのまま妃に迎えた。
ベルガモットは抵抗すればミント国が滅ぼされる可能性を考え、妃となることを承諾する。
しかし十年経っても世継ぎが出来なかった結果、獣人国の人間はベルガモットを役立たずと殺そうとした。
それでも王になったレオは運命の番を手放そうとしない。
ベルガモットの危機に彼女の侍女が母国に助けを求める。
そしてミント国は王女奪還へと立ち上がった。
2003.05.15 日間ヒューマンドラマ〔文芸〕2位ありがとうございます。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー