オネエな魔導書に導かれ、義弟の復讐の回避を目指していたら、氷の次期公爵に溺愛されました。

著者:天城幸

『これぞ、復讐劇回避!! 虐待回避令嬢、キタァァァァ!!』

 公爵令嬢は父から溺愛されたため、我がままな令嬢に育ちつつあった。
 そんな折、両親を一度に失った遠縁の子供がやってくる。
 ともに暮らすことになるが、才能の片鱗を見せ始めたことから、公爵は彼を教育することに決めた。
 ひとり娘である公爵令嬢は自身の立場が脅かされることを危ぶみ、義弟を追い出そうと虐待する。
 そして、逆境にも負けずに成長した義弟に、復讐される。

 これは、乙女ゲームの一攻略対象者である義弟とそのルートのライバル令嬢であるふたりの物語である。
 いずれ訪れる悲劇を回避するため、魔導書の助言を受けた公爵令嬢は努力する。
 実際は、定めから逃れようともがく変わり者令嬢の物語であり、娘を溺愛する公爵と、姪を盲愛する宰相補佐とに認めさせ、愛を勝ち取る義弟の物語でもある。

 そして、今度もまた導き手となる魔導書はついに奇跡を起こす。
 教え導く少女たちを愛し、彼女たちから愛される、笑いと笑いの物語である。

※全26話です。
※ハッピーエンドです。
※オネエが幅をきかせています。
※「オネエな魔導書に導かれ、婚約者とヒロインの回避を目指していたら、氷の公爵子息に溺愛されました。」の続編となります。

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