【短編】平民の筆頭聖女は貴族の聖女に魔力と婚約者を奪われ微笑んだ

著者:砂礫レキ

アーク王国の筆頭聖女サレナ。彼女はある日婚約者であるマティアス王子から婚約破棄と国外追放を宣言される。
サレナが光の魔力を失ったことを隠していたのが理由だ。
そしてそんなサレナと入れ違いに魔力量が急激に増した聖女が居る。
マティアスと懇意にしている公爵令嬢のメリュジュナだった。 
マティアスとメリュジュナは筆頭聖女の座をメリュジュナに譲り国から出ていけとサレナに命令する。
元々平民で孤児であるサレナをマティアスは毛嫌いしメリュジュナは見下していた。
高貴な血を引く二人にとってサレナは邪魔なものでしかなかった。
自分が今日から筆頭聖女になるのだと鼻息荒く言うメリュジュナにサレナは微笑んで感謝を告げた。

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