★【完結】★
「お前をザマール公爵家から追放する! 一族の面汚しめ!」
十四才のジョブ付与の儀の日。アークは父親から見捨てられた。
「お、お父様……! 待ってください!」
アークはザマール公爵家の三男として、代々伝わる剣聖のジョブを授かるために努力をしてきたが、レアリティ変更仕というジョブを授かってしまう。
「我が公爵家の家系は【剣聖】だから貴族なのだ。それなのに【レアリティ変更士】? 意味が分からない。この無能め! お前はジャポリの街に追放だ!」
しかし、アークが持つレアリティ変更士はただのジョブではなかった。
それは【どんなものでもSSS級】に変更してしまうチート級のジョブだったのだ。
レアリティを変更すればそこら辺に落ちている木の枝でワイバーンを斬ることもできれば、質の悪いポーションもなんでも治すエリクサーにもなる。
「……極東の地に追放か」
アークは荒れ果てた土地、ジャポリの街で領主として土地を治めることになった。家族たちからは不可能だと言われた町の復興。それをアークはいとも簡単に【レアリティ変更士】の能力で街をどんどん豊かにしていく。
ひび割れて今にも崩れそうな城壁もSSSレアになれば、あらゆるモンスターから住民を守る最強の盾となる。
そして、主人公は今まで苦労をしていた街の人のために領主として認められ果てには王様にも認められることになった。
一方、アークの手柄を横取りしようとするザマール公爵家には衰退への一途をたどることになる。
・皆様のおかけで*日間ランキング8位を取ることができました!ありがとうございます!!
(*ジャンル別ハイファンタジー)
旧タイトル:外れジョブ【レアリティ変更士】で、俺だけSSSレア装備を生み出し放題~辺境に追放されましたが、SSSランクに生まれ変わった木の枝でドラゴンすらワンパン。辺境の貧しい街が、気が付けば世界一の楽園に~
レビュー