四年前、私―――スティナと幼馴染のライルが暮らす田舎の村に突然国からお偉いさんがやってきた。話を聞くにはどうやら私の幼馴染は世界を救う勇者らしい。
是非世界を救ってくれと熱弁するお偉いさんに幼馴染は言った。
「スーがいないなら俺、旅にいかない」
それを聞いた私は思った。
こいつ何を言っちゃってくれてんだ、と。
拝啓、村のみんな。
平々凡々、無能力の私は今日も今日とて二面性がありすぎる幼馴染や癖の強い仲間に絡まれたり、悪魔と対峙したりしてるけど、なんとか元気にやってます。
*作中よく魔物という言葉が出てきますが、それらしい描写はラストしか出てきません*
時系列がかなり入り乱れております、ご注意ください。
レビュー