「お前のそれはスローライフと呼ばない」〜自己肯定感が低すぎて追放されたと勘違いしたおっさん冒険者、辺境でスローライフを満喫するはずが規格外の能力のせいで爆速で辺境開拓を進めてしまう〜

「頼む……パーティーを抜けてくれ」

 これまで活動していたSランクパーティーをクビになった(と勘違いする)ヴェリルは、
 元仲間にもらった紹介状を頼りに辺境開拓に志願した。

「いやいやいや⁉ いまあんた何したんだ!?」
「なにって……ファイアだが?」
「ファイアだが? じゃあない! 初級魔法だろうがそれは!」

 自己肯定感が極端に低いおっさんによる、
 規格外スローライフのはじまりを告げる物語。

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