なぜか王弟殿下の婚約者探しのお茶会に招待されたサラ。
城の書庫整理係として働く地味な独身の、しかも庶民の女がなぜ……?もう四十歳なのに。
大好きな童話のように、いつか王子さまが迎えに来る、なんてもう思ってはいないけれど。窓の外に見える王弟殿下に見惚れるのは仕方ない。
遠くから見つめているだけで満足していたサラなのに、四十歳の誕生日に王弟殿下のお茶会に招待された。
渡してきた殿下の補佐官にして、幼なじみのカルゴ(強面)はなにを考えているのか……。
「ワケアリ不惑女の新恋」企画参加作品。
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