これは力のない勇者の代役、いわゆる影武者の役割を人知れず果たして魔神を倒したとある男の物語。
本物(オリジナル)は紳士で完璧な男だと聞いていたけれど、実際に対面したら超がつく程どクズなドラ王子でした?
まぁ、もう役目を果たした後だからどうでもいい。
それに良い経験もかなりの報酬も頂いた。
とりあえず後の人生はどこか遠い国でスローライフでも送ろうか。
彼女たちともう会えなくなることに関してはやはり寂しいけれど、これも仕方がない。
寂しいのは俺だけ、彼女たちはおそらく俺がいなくなっても気づかず元気にやってくれるだろう。
うん。これが影武者の宿命だ。
よし。とりあえずはまずブラブラと旅でもしてみるか。
※戦友である者たちにはとっくの昔に主人公が影武者であることはバレています。
レビュー