屋根裏部屋の公爵夫人

 社交界デビューをしたばかりの伯爵令嬢オパールは、とある騒動からすっかり評判を落としてしまった。
 それでもオパールは意地悪な噂に負けることなく胸を張り、莫大な持参金目当ての求婚者たちを断り続けていた。
 二十歳になれば母方の祖母からの遺産を受け継ぎ、田舎でひっそりと暮らすつもりで。
 しかし、オパールにとって最後のシーズンにするつもりだったある日、借金を抱えた公爵ヒューバートとの結婚を父親から命じられる。
 また、ヒューバートはお金のために〝ふしだらな女〟に自分を身売りしなければならなくなったことで苛立ち、オパールに対し冷たく当たった。
 しかも、公爵邸の女主人の部屋には、屋敷の者たちから大切にされている〝天使〟までいて……。
 

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