さようなら、私の王子様

著者:雨野六月

「ビアンカ・アデライド、お前との婚約を破棄する!」
王太子リチャードの言葉に対し、侯爵令嬢ビアンカが抱いたのは怒りでも哀しみでもなく、「ついにこの時が来たか」という感慨だった。ビアンカにしてみれば、いずれこうなることは避けられない運命だったから。

これは二度の婚約破棄を経験した令嬢が、真実の愛を見つけるまでのお話。
(アルファポリスさまにも投稿しています)

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