【web版】ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。

 勇者パーティは強力な魔神の大群におそわれた。このままでは全滅必至。
 パーティーの一人、最強魔導士ラックは、敵を足止めすることを決意する。

「ここは俺に任せて先に行け!」「だが……」「なあに、すぐに追いつく」

 ラックは無我夢中で魔神を倒して、倒して倒しまくった。
 特技ラーニングを駆使して、ラックは魔神の魔法を学習していく。
 魔神の能力であるドレインタッチなどを学習し、利用することで休まず寝ずに戦い続ける。

 魔神はどんどん強力になっていくが、ラックも飛躍的にどんどん強くなっていく。
 魔神がわいてこなくなるまで、ラックは10年戦い抜いた。

 王都に帰ったラックは驚く。
 自分の名前が通貨単位となり、かなり美化された巨大な像が建てられてしまっていた。
 
 そして、生命力吸収を使いまくったせいで、若返ってしまっている。
 年齢にそぐわぬ外見。飛躍的に伸びた能力。
「目立ちすぎる」

 ラックは正体を隠し、ただの初心者冒険者のふりをすることにした。
 Sランク魔導士なのに、Fランク戦士に偽装したラックの、平和になった(?)世界での冒険が、いま始まる!

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