人形聖女は笑わない ~感情を失うまで虐げられた追放聖女が、ささやかな幸せを見つけるまで~

著者:アトハ

 どれだけ努力しても認められない。
 貴族でなく平民でありながら「聖女」となったミリアは、国を守るために拷問のような日々を耐えていた。
 徹底的に国で虐げられた結果、やがては感情を一切見せない「人形聖女」と呼ばれるようになっていく。

「聖女・ミリア。貴様との婚約を破棄し、新たな聖女・レイニーを我が妻とする!」

 そんな中、突き付けられた突然の婚約破棄。そして国外追放。
 さらには自分を守ったことが原因で唯一の味方だった従者・レオナルドをも巻き添えにしてしまう。
 こんな恩を仇で返すような真似――と焦るミリアだったが

「国外追放ですね、構いませんよ」

 凄腕の剣使いにして大切な従者・レオナルドは、あっけらかんとそう言い放つのだった。
 これは感情を失うまで国で徹底的に虐げられた聖女が、ささやかな幸せを見つけるまでの物語。

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