悪役令嬢と呼ばれても

「クリストフェル殿下に、必要以上に近づかないで」

アリシアは、婚約者であるクリストフェルに馴れ馴れしくしているエミリーに言った。
だがエミリーは、アリシアのことを『恋を邪魔する悪役の令嬢』だと言ってせせら笑う。

翌日、学園では「アリシアがエミリーを泣かせた」と噂になってしまっていた……。
そしてアリシアは聞いてしまう。エミリーの嬉しそうな声を。

「――じゃあ、クリストフェル殿下にとっては、アリシア様が一番じゃないんですね」

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