危険度SSSクラスの「勇者」パーティに潜入した魔王軍の四天王。バレない様に頑張ってたら、女勇者に気に入られた

著者:LA軍

 女勇者が懐きすぎてウザい……。

 魔王様に命じられ、勇者パーティーに潜入した俺───魔王軍四天王『隠密のヴァイパー』は今日も任務を忠実にこなす。

 そう、「勇者の信頼を勝ち取れ──」という、魔王様の命令を遂行するために……!

 そのためなら何でもしてやったともさ───!

 ──勇者様には優しくする!
 ──魔物やスケベ貴族からも護ってみせる!
 ──どんな困難な任務も完遂してみせるとも!

 もちろん、
 味方のはずの魔王軍にも容赦しませんよ!

 だけど、
 勇者のために魔王軍を次々と撃破しているうちに──想像以上に女勇者に懐かれてしまい…??

 …………え? なになに!?
 怖い、怖い怖い! 怖ッ?!

「えへへ♪」
 じゃねーよ、勇者ぁぁあ!!
 サラッと、添い寝しようとするじゃねえ!

 ──せっかくの休日に、
 な~にが「──お弁当作ってきたよ♪」だ!

 俺ぁ、お前が大嫌いなの!!!
 空気読めや!!!
 

魔王「おまッ……いやさ!──そんなチャンスあるなら、勇者を殺せよッ!」

 これは、
 加減を知らない暗殺者と勇者による英雄譚??

 魔王軍の暗殺者は、想像以上にポンコツだった…

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