真実は闇の中。虐げられた令嬢が、虚構の婚姻の果てに幸せを掴むまで

子爵家令嬢のエレノアは、その出生が望まれたものではなかったため、家族から虐げられていた。

しかし、ある事故をきっかけに、彼女は子爵家の存続のために婿養子をとることになる。

もともと婚約者でもあり、エレノアも慕っていたコナーとの結婚。やっと幸せになれる。彼女はそう思っていた。

しかし、結婚後に、コナーが自分を妻として扱うつもりがないことを知った。それがわかっても、エレノアは彼の手を離すことができない。

実はコナーの周辺では不穏な事故が立て続けに起きており、世間ではその養父であるリフリー伯爵が裏で糸を引いていると専らの噂だった。

たしかに、コナーの両親が暴漢に襲われ、エレノアの家族も事故で亡くなっている。

たとえそれが仕組まれたものだとしても、その災難はエレノアにとっては都合がよく、コナーを繋ぎ止めるための手段として、彼女はかわいそうな娘を演じ続けることに決めた。

四話完結です。

シリアス部分は前半だけです。

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