日々社畜として生活している須山貴明は、久しぶりのデートに向かった先で仕事人間という事を理由に長年付き合っていた彼女に振られてしまった。
振られる現場を多くの人間に見られていた事からその場を立ち去り、気分転換として街中をうろつくものの気分が晴れずにやけ酒をしてしまう貴明。
そんな彼に近付いてきたのは、誰もが目を奪われるほどの美少女――神楽坂かぐやだった。
彼女は言う。
『慰めてあげますから、私の事養ってください』と――。
――始まる二人だけの甘い生活。
養ってほしいと言ったわりにお世話を焼きたがり、そして年相応に甘えてきたりもするかぐや。
かぐやは貴明への思いを隠しきれず時々暴走をしてしまうが、懸命に彼の気を引こうとする。
しかし、貴明はそんなかぐやの事をいい子だけど変わった子だと認識しており、自分が好かれているなど思ってもいない。
そんなすれ違いが起こす二人のトラブル。
時に照れ、時に拗ねながら撃沈してしまうかぐやだが、彼女のアタックはとどまる事を知らないのだった。
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