たとえそれを身代わりと呼んだとしても

著者:笹尾マチ

ニナは幼い頃からずっと、幼なじみのエリオスに恋をしている。恋人がいる相手への不毛で長い片思いだ。ニナが思いを寄せるエリオスは才能ある魔道具の研究者であり、将来を嘱望されるような人物だ。しかしエリオスの恋人クレアが不慮の事故で亡くなってから彼は、仕事部屋に引きこもり一切顔を見せなくなってしまった。心配したニナはエリオスの家に通うようになるが、ある日エリオスの実験に巻き込まれて倒れてしまう。そして目が覚めたニナの前に現れたのはすっかり前の様な笑顔を取り戻したエリオスの姿だった。エリオスはニナに実験事故の後遺症を治療するために、このままエリオスの家で療養することを提案する。二人の期間限定の同居生活が始まるが、何故かエリオスは以前と違いニナを甘やかすようになっていて……。

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