愛され聖女ヒロインに転生したのに絶対結婚したい攻略対象にめちゃくちゃ嫌われてるんですけど!?

「私、乙女ゲームのヒロインだ! エヴァルトと結婚できる!」
スフィアは十五歳の時、自分が転生していることに気づく。彼女は最愛の攻略対象エヴァルトとの結婚を目指し奮闘するが、ヒロインであるスフィアは継母や義妹に虐げられ、さらには王子に見初められ悪役令嬢に追い詰められるという茨の道が待っていた。

しかし彼女は度を越したポジティブで……

「こんなハンカチいらないわよ!」
「あっ、なら何色がいいですか?」
「お前を聖女なんて認めない」
「ええ! 聖女なのに!? じゃあ聖女パワー見せます!」
「貴女は殿下にふさわしくないわ」
「はい! 殿下に相応しいのは貴女です! 私はエヴァルトと結婚します!」

苛烈な義妹を追い、周囲から距離を置かれていたエヴァルトを褒め倒し、悪役令嬢に構い続け、ゲームでは悪役で幸せになれなかったキャラたちと心を通わせていく。しかしある時スフィアはエヴァルトに「近づかないでほしい」「必要以上に話しかけて来ないでほしい」と拒絶されてしまう。さらに、彼と仲のいい幼馴染も現れて……?

「世界を救ったら結婚してください」

前向きなスフィアはエヴァルトに振り向いてもらおうと、ヒロイン、そして聖女としての役目に尽力するが、スフィアが頑張り傷つくたびに、彼女を拒絶していたエヴァルトは彼女を追いかけて――

「いい加減にしてよ、君が傷つく必要なんてないだろう」
「僕のことは放っておいて」
「頼むから心配させないで、視界に入ると目で追ってしまうから」

※死ぬほどポジティブな女が女誑しな穏やかお兄さんを追い回すラブコメディです

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