【完結】私の婚約者は妹のおさがりです

著者:真波潜

「もう要らないわ、お姉様にあげる」

サリバン辺境伯領の領主代行として領地に籠もりがちな私リリーに対し、王都の社交界で華々しく活動……悪く言えば男をとっかえひっかえ……していた妹ローズが、そう言って寄越したのは、それまで送ってきていたドレスでも宝飾品でもなく、私の初恋の方でした。

ローズのせいで広まっていたサリバン辺境伯家の悪評を止めるために、彼は敢えてローズに近付き一切身体を許さず私を待っていてくれていた。

そして彼の初恋も私で、私はクールな彼にいつのまにか溺愛されて……?

妹のおさがりばかりを貰っていた私は、初めて本でも家庭教師でも実権でもないものを、両親にねだる。

「お父様、お母様、私この方と婚約したいです」

リリーの大事なものを守る為に奮闘する侯爵家次男レイノルズと、領地を大事に思うリリー、そして彼女と自分を比べ態と奔放に振る舞い続けた妹ローズの、ハッピーエンドを目指す物語。

アルファボリスでも葉桜鹿乃名義で連載しています。

※すみません、感想を寝惚けて削除してしまったかもしれません……心の支えにしていたので本当に申し訳ないです。(10/26追記)

※感想の取り扱いについては活動報告を参照ください。(10/27追記)

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