極貧生活が辛いので、ダンジョンのモンスター枠に転職しました。エリート気取りの冒険者たちに地獄を見せるだけの、楽しい職場です。

 父が残した借金で苦しむ、南波知樹(なんば ともき)。
 ある日、知樹は【無限ダンジョン】のモンスターとしてスカウトされる。

【無限ダンジョン】を統べるオリ子は言う、「最近の冒険者は調子に乗りすぎだ」と。

『冒険者』とは、優れた血族の者たち。彼らは身体能力に優れ、魔法まで使える。
 そのため政財界で権力を握ってきた。いわば最上級国民!

 これまで【無限ダンジョン】は、冒険者たちが『娯楽』でモンスターを狩る場所だった。だが、それもお終いだ。

 モンスターとなった知樹は、『10万年に1体』の逸材。
 エクストラスキルは、肉体が消し飛んでも完全再生する《殺しようがない》。
 武器は、どんな冒険者にも穴を開ける、電動ドリル──型のマジックアイテム。

 冒険者1人殺せば、ボーナスで500万円! 100人殺せば、借金完済!

「知樹、否、モンスター名〈イコライザー〉よ。お高くとまったエリートどもを殺しまくるのだ!」
「了解でーす」

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