「陛下がお決めになられた婚約者を簡単に変える訳にはいかないが……続けられない身体になれば、仕方がないよな」
「え…」
そのエルマーの言葉と歪んだ嗤い顔と共に、イヴェットの身体は学園の階段から転がり落ちた。
最愛の婚約者、エルマーの笑い声を遠くに聞きながら、イヴェットの意識は途切れた。
催眠術をかけられた事により婚約者を傷つけてしまった第二王子と、傷付けさせてしまった事を悔やむ侯爵令嬢のお話です。
※タイトルが後から変わるかもしれません。
※「謝罪と別離」のUPが漏れていました(汗) 全6話です。申し訳ありません。
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