子犬な殿下が勝手にざまあ始めちゃったんですけど

著者:佐崎 咲

私はリリシュ=シュローテッド。成り上がりの男爵令嬢で、今そこできゃんきゃんと子犬みたいに喚いている第二王子レトリー殿下の現婚約者。 

この度の卒業パーティで婚約破棄という壮大な『ざまあ』をされる、はずだった。

「リリシュ! 私は婚約破棄をする、かもしれないと言っているんだぞ! このままじゃ婚約破棄されちゃうんだぞ? いいのか!」

いいも悪いも、しがない男爵家の私に言えるわけもなく。
黙って見守っているうちに、気付いたらこれ、私にじゃなく、意地悪してきてた元婚約者のヴィクトリアに対する『ざまあ』になってない?

ちょっと、ヴィクトリアがまだ立ち直れてませんよ、殿下。まだやるんですか……

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アルファポリス様にも掲載
(連載形式から短編形式に変更したため修正が入っています)

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