私、フィオナ・メラレイアは昔から人ならざるモノを視ることが出来た。
それらは特に人に何か害を成すわけでもないので、あまり気にする事はなく生きていた。
しかしとある夜会で、人ならざるモノの塊…否、それに囲まれた見目麗しい公爵閣下と出会う。
その公爵閣下は、常に顔色が悪いことから「身体が弱いのでは」「病気持ちなのでは」などと噂されてきたのだが…。
いや、そんだけ囲まれてたらそりゃあ顔色も悪くなりますわ!!
そんな、人ならざるモノが視える令嬢と、人ならざるモノにつかれやすい公爵のお話。
※短編「視える令嬢とつかれやすい公爵」の連載版です。
☆第5回アイリスNEOファンタジー大賞にて、金賞を受賞いたしました!一迅社様より書籍化予定です。☆
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