捨てられ聖女は魔王城でスローライフを送る〜戻れと言われても、みんなに愛されているのでお断りです〜

著者:yocco

「ユリア。貴様との婚約は破棄させてもらう」
私は、突然大衆の面前で婚約者である5歳年下の王子から婚約破棄を言い渡された。
私は、すでにこの日が来ることを悟っていたから、婚約解消の申し出を素直に受け入れることにした。
だがさらに、魔王領との友好の証として私は魔王の花嫁として差し出されるという。その恐怖で私は意識を失った。すると、私は、前世二十九歳で過労死した立花千花としての前世を思い出す。
でも、いざ魔王領へ入ると、婚姻は強要しないとの魔王の言葉とともに、離宮を与えられ、そこで自由に過ごせと告げられる。
『あれ?前世で憧れていた、スローライフを送るチャンス?』
そんな、千花時代のポジティブシンキングでスローライフを始めるユリア。
でも、彼女は、前世の記憶を取り戻したことで、ありえない聖女の力と、それ以上のチートな能力を見せつける。そして、前世の知識で、忙しすぎる魔王の業務の内政改善にも関わるようになり……。
魔族のメイドや魔王の四天王に愛され始め…。
やがて、魔王もその存在が気になって仕方がなくなっていく。

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