婚約破棄を告げられたので、言いたいこと言ってみた

「アンジェリカ、君との婚約を破棄したい!」
「……はい?」
公爵令嬢アンジェリカと、彼女に婚約破棄を告げた王太子オーガストがいるのは、卒業パーティーの真っ只中、多くの卒業生のいる会場内だった。
衆人環視の中で婚約破棄、しかもなぜか見知らぬ少女に嫌がらせをしたと言われた。
なるほど、なるほど。
アンジェリカは静かに口を開いた。
「そこに座れ」

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